食事の楽しさはどんなところ?
食事を楽しく食べるってワイワイしながらとか?
ほかには具体的にどんなところなんだろう。
食事の楽しさって何を思い浮かべますか?
揚げ物・濃い味の食べ物・お刺身などの生もの・みんなで食べること・手作り料理・ワイワイしながら食べるなど沢山の楽しさが食事にはあります。
その中でも美味しさを感じるのは、やはり彩・味・食感ではないでしょうか。
口・目・舌・耳・鼻で楽しめる美味しい料理ってたくさんありますよね。揚げたての唐揚げ・ナスの煮びたし・さんまの塩焼き等、食材によっては苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、五感を使って楽しめるのが食事の良いところだと私は思います。旬を感じられる食材も美味しく感じる要素ですよね。
人は、産まれてからすぐ母乳やミルクを飲みます。その後成長につれて離乳食や幼児食を経て、美味しくご飯を食べていきますよね。小さいころには食べれなかった物が大人になったら食べることができて、「これすごく美味しい!おかわり!」なんて言った記憶が私にもあります。
また誰かと一緒に食べること、これも食事を楽しくする要素の一つです。
個食、孤食なんて言葉聞いたことある人もいるかもしれません。あと、家族にご飯は作るけど、自分1人のときは適当になっちゃうし、作るのがめんどくさく感じる人もいると思います。
これは周りと会話が弾むと、食べる時間そのものが楽しく感じるから等の理由があると思います。
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介護を受けている方にとって食事は…楽しみな時間です!
今日の食事はどんなのが出てくるかな?
おぉ…明るくて彩も良いし美味しそうだなぁ
では、介護を受けている方の食事はどうなのか。
介護を受けている方の嚥下の状態にもよりますが、「食事」はやはり楽しみにされているものの一つです。なぜかというと、上にも挙げたように彩・香り・味わいなどを五感で感じられ、みんなで食べる楽しさがあるからです。
施設では、今から外食行こうかなんて気軽に外出は出来ず、「今日これ食べたい」というリクエストができるわけではありません。でも、リクエストができないからこそ「今日の食事は何だろう」とわくわく感があるのです。
在宅介護を受けられている方で、ご自身で作る方はそこまで多くないのではないでしょうか。ご家族が作ってくれたり、ヘルパーさんが作ってくれたり、スーパーなどで買ってきてもらったりと、体調や栄養面を考えての食事になってきます。それでも「何が出てくるのかな」と楽しみになるんです。
ただ、食事がどんなに美味しそうでも一人で食べていると、どうしても寂しく感じてしまいます。
以前介護の現場で関わった独居の方は「食事が寂しいと食べる気がなくなる」と言っていました。友達でも知り合いでもヘルパーでも誰でもいいんです。(最近ではタブレットやスマホを使ってTV電話しながら、誰かと一緒にご飯を食べる、なんて方もいるようですよ)誰かと食事の時間を共有することが、美味しさ・楽しさに繋がります。
そんな経験から、私が食事介助に入るときには以下のことを気を付けています。
必ずご本人様に見せ、献立を伝えてから食事介助を始める、ということです。
そうすることで食事が始まる前から、目でも楽しめるし、味も想像できます。
塩分控えめなどの制限がある方は、もしかしたら想像とは違う薄味かもしれません。それでも「昔これ好きでよく作ってみんなで食べたのよね~」など昔話が聞けたりします。
こうやって世間話をしながら食べることも食事の楽しさの一つだと思います。
隠し味でマヨネーズを入れると美味しくなるとか、醤油をいれるとコクが出てさらにおいしくなるとか…自分がやったことのない作り方なども聞けて私も楽しめます。余談ですが、教えてもらった通りに、実際に家で作ってみると、いつもより美味しく感じるとかもありました♪
次に食事介助するときに、それを報告すると「じゃあ次は…」と話がどんどん進んでいきます。これが食事から生まれたコミュニケーションであり、楽しさでもありますね。
高齢者の味方「お弁当」
今はお弁当もこんなに変わってきてるのね。
美味しいだけじゃなくて、栄養面もしっかりしてるなんて最高ね♪
実際の所、自宅で高齢者の方が一人暮らしをされていた場合、料理をすることはなかなかできません。そもそも高齢者の方々は多くは食べれません。なので少量を一人前作るのは大変だし面倒になっちゃいますよね。常備菜にもできますけど、同じメニューが続くと飽きちゃったりもしますよね。
そんな時は「お弁当」の出番です。これは色々な企業が行っている宅配弁当というもので、自宅まで配送してくれたり、スーパー、生協などで買ったりすることができます。
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その日作った出来立てお弁当を届けてくれるところ、冷蔵で届けてくれるところ、冷凍されているお弁当もあります。
管理栄養士さんが献立を考えてくれていたり、彩りを重視してくれていたり、美味しく食べてもらえるように工夫がなされています。何食セットで注文するとか、ご飯抜きにするとかそれぞれの生活スタイルに合わせて選択することができるのも嬉しいポイントだと思います。
出来立て弁当は、もちろんその日中に早めに食べないといけないですが、冷蔵や冷凍のお弁当は少し保存ができます。冷凍のお弁当は、出来立て、冷蔵弁当に比べて長期保存ができ、かつ電子レンジで温めれば、温かく美味しい状態で食べることができます。
一人前ですが、野菜・肉・魚としっかりバランスの取れたものが多く、量もしっかりあります。そして何より彩り豊かで、目でも楽しむことができます。野菜などのバランスもしっかりとれているという事で、栄養面も安心できます。塩分制限、糖質制限などの対応ができる場合もあるので、宅配弁当を頼むときはそういったサービスを見つつ、総合的に選んでくださいね。
じゃあ毎回お弁当でいいんじゃないの?
お弁当だと楽だし美味しいし栄養もしっかり取れるから
毎回これでいいよね?
一人分であれば、毎日お弁当を食べるという考えもあるかもしれません。
ただ、朝ごはんだけ、昼ごはんだけなど、少しでも自炊ができる方は、自分で用意することをお勧めしています。
それはなぜか。理由は「認知症になりにくくする・(なっていた場合)進行を緩やかにする」からです。(一人では危険なので誰か傍にいてもらってくださいね)
料理というのは、工程が沢山ありますよね。それを全部頭で考え、行動してやっと完成するものです。
例えば、カレーを作るとしましょう。まずは野菜を洗います。次に野菜を切ります。(切り方も考えないといけませんね)次に炒めます。(火加減・炒め具合などを確認しながら行います)水を入れ煮込んで、火を止めてルーを入れてかき混ぜます。最後に温めて完成です!
普段料理をする方からすれば、単純な作業ばかりですね。ですが、高齢者の方々にはちょっと単純な作業とは言い切れないんです。野菜がうまく切れない、炒めすぎて焦がした、包丁で指を切ったなど多くのリスクが隠れています。頭で考え行動をするという事は、これらをスムーズじゃなかったとしても、自分で行うことができる、ということに繋がります。
もし毎回お弁当のみとなったら、この工程はそのうちできなくなってしまう可能性があります。
そうならない為にも、日頃から簡単なものでもよいので、料理をするようにしてみて下さい。そしてどなたか一緒に食べられるときは一緒に食卓を囲むことを意識して、美味しく、楽しく食事をしていってほしいと思います。
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