大学を卒業してから介護の業界でずっと働いてきました。現在も訪問介護員として働いています。
今までの経験や考えていることなどをブログにしていますので、ブログもぜひ見に来てくださいね♪
介護歴 10年以上
経験施設 訪問介護(サ高住を含む)・半日型デイサービス・一日型デイサービス・特別養護老人ホーム・ショートステイ
介護相談
- これから介護を始めようと考えている方や在宅介護で不安や悩みがある方の緩和・解決ができる様、お手伝いをさせて頂きます。
- ご縁を持たせていただいた方とは、長くお付き合いをさせて頂ければと思っています。
- 気軽に相談できる場所として、ご利用いただければと思います。
ここからは私が働いてきた中でどんな悩みが多かったのかを一つ、例に出して書いていきます。
介護士として私が働いてきた中でどういったことで悩んでいる方が多いのかというと、「いつになったらこの状態から改善できるかな?」でした。
病気やけがでデイサービスや特別養護老人ホーム・ショートステイなどに来る方はとても多いです。
その中で一定数いるのは、「怪我や病気で仕事ができなくなって(動けなくなって)来ることになってしまった」です。
骨折や持病などいつどこで怪我や病気にかかるかは誰にもわかりません。
「夫婦で暮らしていたけどお互い高齢でさ。俺は病気で動けなくなって、奥さんに介護をしてもらっているけど負担がかかりすぎてて、紹介してもらってここ(泊り付きのデイサービス)に来たよ」という方の例でお話していきます。
この方は以前は農家で野菜を作っていたそうです。そんな時に脳梗塞で倒れて入院して自宅で介護を受けていました。サービスは訪問介護のみでした。
だからかはわかりませんが、奥様の介護負担がかなり強くなってしまったそうで、今回担当のケアマネさんに紹介されてこられました。
後遺症はほぼないんですが、少しだけ片麻痺が残っており、このままでは農業に戻れないとのことで、リハビリを頑張っています。
しかし、リハビリを続けていても中々改善しません。
そんな時に「いつになったらこの状態から改善できるかな?」と私に聞いてこられました。
私は「明確な答えは申し訳ないですが専門家でもないので答えられないです。でも続けていくことで悪化をすることは防げます。リハビリは続けていかないといけないので、まずは続けることを目標にしてみましょう。でもただ続けるって中々成果出てないと感じてしまうので、自分にご褒美をあげて下さい。小さな目標をたくさん書きだします。書くことで視認できるのでお勧めです。そして一週間できたら自分にご褒美をあげて下さい。そうすることで楽しくもなりますし、やれることがどんどん増えていくことが目に見えてきます。」と伝えました。
さらに私は家で家庭菜園も行っているので、
「○○さん、私家で家庭菜園してるので色々教えて下さいよ」
と弟子入りしました。
そうすることで、この方は「いつになったらこの状態から改善できるかな?」という不安から少し解放されたのか、楽しく日々を過ごしていました。
実際に不安がってリハビリを行っている時よりも不安が少しでも解消された時の方が明るいですし、楽しいからなのか元気になっているように感じました。
退去の日に「もしまた会えたらまた野菜の作り方、教えて下さいね」と伝えると、「もう来ないように頑張ります!コウスケさんのおかげでリハビリも楽しかったし、日々も楽しかった。自分がやれることも見えてきたし、帰って妻と話し合ってみるよ。ありがとう!」と言って帰られました。
このように私は運動の専門家ではないので、この状態がいつ改善するか等は答えられません。
しかし、この不安な状態を明るくすることはできます。明るくなることでリハビリの効果も変わってくると思っています。
ゴールが設定されているからこそそこに向かって少しづつ進めていけるからです!
実際にこの方は農家は引退しましたが、他のできることを見つけて新たに動き始めたそうです。
他にも在宅でのこれいつ改善するかな?というのは沢山ありますし、介護をするご家族に対しても同じことは言えます。それはまたブログに書いていきますので、ブログもぜひ見に来てくださいね♪