コウスケの介護に対しての想い

自己紹介

大人数の時などに人見知りを発揮してしまう自分に何ができるだろう?

ぼんやり考えた時に思い出したのは、おじいちゃんの姿でした。

紫綬褒章をいただいたことがあるおじいちゃん。

どんなことでいただいたのかは正直覚えていない。

けど、幼いながらに「人のために役に立った。」・「国からも認められるほど、凄いことをした。」

と感じていました。

そんなおじいちゃんの姿が純粋にかっこよく見え、自分も役に立てる人間になりたいと思っていました。

が、僕は人見知り。だけど、人と関わるのは嫌いではない。むしろ人と話すのは大好き。でも、初対面の人や大勢の場に苦手意識がありました。(今では多くの方の前でも話したり、初対面の方でも大丈夫です♪)

こんな自分にできること。

身体を動かすことが好きで、コミュニケーションを取りながら、人の役に立てる。

そこで思い付いたのが【介護】という分野でした。

大学に通い、真っ先に勤めたのは、訪問介護の世界。

先輩たちからは

「一対一の関わりになるから、最初はハードルが高い」

「プレッシャーになるからやめたほうがいい」

と反対の意見を多くもらいましたが、人見知りの僕にはぴったりの場所だったと思います。

が、最初から上手くいくはずはありませんでした。

時間通りに作業が終われなかったり。

話を聞きすぎて定時を過ぎていたり。

時には上司から厳しい言葉もありました。

「若い男性はちょっと…。」と、担当交換の申し出もいただいたこともありました。

寄り添ってあげたいけど、仕事をする上ではこのままではだめなのかもしれない…。

そんな時、80代のおばあちゃんの介護をするご家族との出会いが、僕に大切なことを気づかせてくれたのです。

「外に出たがらないんです。」

80代のおばあちゃんは外出を避け、家に籠ってしまうそう。

介護するご家族は外に出かけたり、楽しいことを見つけて欲しい。

そう思ってなんとか施設の見学に連れてきてくれました。

おばあちゃんと顔祖合わせた時、ふと「なんで外に出たくないんですか?」

と直球で聞いてみました。

すると「恥ずかしいから…。」とおばあちゃん。

歳をとっても女心は捨てられないもの。

以前担当を交換して欲しい申し出も、実は『若い男性に見られるのは恥ずかしい』という理由からだったのです。

いつまでたってもキレイでいたい、おしゃれしたい!

そんな気持ちが垣間見えた瞬間でした。

ならば!と思い、おばあちゃんが楽しい気持ちになることを考えてみました。

「服は気に入ったものを着てみましょう」

「メイクもしてもらいましょう」

「ネイルもやってみませんか?」

そんな話をしていると、ご家族の方が

「メイクは私が!」

「親戚が都内でネイリストをしているので!」

と、あれよあれよとおばあちゃんのおしゃれ企画が進んでいきました。

数日後、おばあちゃんが施設に訪れてくれた。

「見て、綺麗でしょ?」

あれだけ外出を嫌がり「恥ずかしい」と言っていたおばあちゃんが、施設の利用者の方々に自ら話しかけ、ネイルを見せていたのです。

ご家族の方も以前より表情が柔らかくなり、感謝の言葉もいただきました。

僕は「これだ!」と確信しました。

同じ目線に立ちながらも【楽しさ】を重視したコミュニケーションを意識すれば、介護を受ける側も、支える家族も笑顔になれると。

介護とは、大変なもの・つらいもの・避けたいもの・やりたくないこと・家族に負担がかかるもの

等、マイナスな印象を持たれる方が非常に多い世界です。

しかし、関わり方次第で楽しくもなるし、負担を減らすこともできるものなのです。

僕自身、3歳の息子を育てていますが、1人では「もう無理…。」と思う場面がたくさんあります。

しかし、大人が一人いるだけでちょっとした機転やアイディアでふう、と力を抜くことができるなと日々感じています。

子育てと介護は違うかもしれない。

けど、

自分が感じた【楽しさ】を生む関わりがあることや、気軽に相談できる人がいるだけで【家族の笑顔】が増えるのです。

最愛の家族との時を穏やかに過ごしてほしい。

その想いを叶えるために、僕は訪問介護やデイサービス、ショートステイでの経験を活かし、介護に関わる人と同じ目線に立ち、そして同じ方向を向いて、少しでも長く家族が笑顔で過ごせるよう、相談事業をスタートしました。

介護をする側になるのは”親が歳をとった時”と感じている人もいると思います。

が、

実際はいつでもなりうる事態です。

急だったからよくわからなくて…。

誰に聞いたらいいかわからなくて…。

そんな声もよく耳にします。

デイサービスやショートステイを利用していても、介護をする立場の方が気軽に相談できる場所はそうありません。

1人で抱え込まないでほしい。

不安になるまえに、頼ってほしい。

だからこそ、イベントや相談窓口を設け、安心と楽しさのある介護が叶えられるようサポートしていきたいと思っています。

いくつになってもどんな立場になっても、あなた自身も家族も笑顔で過ごせる時間を願って。

今回は、「使命に導く起業プロデューサー ̗̀🤍 ̖́桜岡みき」 さんに私の紹介記事を書いていただきました。桜岡みきさんは、話すのもこちらの話を聞くのも上手く、こちらが悩んでいる事に対してしっかり向き合い、パッとアドバイスをしてくれる方です。

もし相談してみたいな…。となったら、下記のInstagramからご連絡してくださいね♪

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