介護の楽しさについて。辛い・汚いだけではなく、感謝もされるし知識や技術も増えるのが介護の良さ

介護

介護の楽しさとはどんなものか想像できますか?

よく介護は辛い・汚い等マイナスなイメージを持たれている方が多いです。しかし、介護は辛い事や汚い事ばかりではありません。

感謝をされること

介護は高齢でご自身で色々なことが上手くできない方の食事を作ったり、トイレ介助をしたり、生活を支えたりします。なので自然と感謝されます。自分が出来ないことを助けてくれるのですから、感謝されるのは当たり前なのかもしれません。ですが、その感謝には、噓・偽りのない本心の感謝です。

感謝してる男性
感謝してる男性

いつも助けてくれてありがとう。出来ないことがあるから、ほんとに助かるよ。

「あんたが来てくれて楽しいよ」「いろい色作ってくれてありがとう。美味しかったよ」「いつも一人だから来てくれて話を聞いてもらえるだけでも、嬉しい。ありがとう」等沢山のありがとうの気持ちを受け取ります。

感謝をされると、素直に嬉しいですよね。私は感謝をされて嫌だなぁと言っている人は見たことがありません。大体の方は、「やってよかった。」と思うでしょう。

介護はマンツーマン(人対人)の関係です。ここできちんと行うことは行って、感謝をされるという流れができると、自然と良い関係が作れていきます。

感謝をされて高齢者との良い関係を作れてと考えると、介護の世界も悪い事ばかりではないでしょう。

知識が増える

介護には色々な世代・色々な業種の方々はいます。20代~60代で働いている方もいらっしゃいますし、ドクター・看護師・社会福祉士・ケアマネージャー・介護士・理学療法士・作業療法士等々多くの方々が、協力をして成り立っている業界です。

その中でも一番身近に接するのが、高齢者である介護する側の方々。この方たちは多くの知識・経験を持っています。それを直に学べるのが介護の良いところの一つです。

介護職員
介護職員

あの人からはいろんなことを学べて、話すのも楽しいな。

男性の利用者様であれば、仕事に対する気持ちや家族に対する気持ち、女性であれば、料理や掃除など家事全般から子育てまで多くの事を直で学ぶことができます

もちろんそれを狙って介護の業界に入ると失敗しますよ?メインの仕事は、利用者さんの生活を支える・変わらない生活を送って頂くことです。

あくまで知識・経験については時間をかけてコミュニケーションを取り、良好な関係を築きそのうえで聞けるお話です。

今では中々聞けない戦争時代の話だったり、バブルの話だったり私たちが経験していないことを高齢の方々は見て・経験してきています。さらに現代の世の中にも頑張って順応しています。こんなに歴史の事を学べる先生が身近にいるので、自然と知識が増えていくんです。

これに関しては、在宅介護でも似たようなことが言えます。在宅介護をしているという事は、ご両親の事を介護している方がほとんどでしょう。ご両親の好きな物・食べ物・趣味などわかりますか?昔はどんな生活をしていたのかとか若い頃はどんな人だったのか等わかりますか?

ちゃんとコミュニケーションがとれていればわかると思います。(病気で取れない方もいらっしゃると思いますが。)介護する側は、知る努力も欠かせません。

わかることで介護をするのが楽になることも多いです。

もし聞ける状態で聞けていないのであれば、少しづつ聞いてみてください。緩んだ紐を手繰り寄せるように。そうすることで、お互いを知れるので、やりたくなかったことができるようになったなんてこともあるかもしれませんよ。

介護技術が身に付く

実際に介護を行うことでしか技術は見につきません。私も教科書で勉強したことをそのままやろうとしたこともありましたが、できませんでした。介護を行うというのは、一人ひとり違う方々を同じやり方でやろうとしても合う・合わないがあるんです。

若い女性
若い女性

こんなやり方があったんだ!これなら身体を痛めないで介護できる!

それは介護する側にも言えます。相手に合わせて多少やり方を工夫していかないと、こちら側が怪我をするリスクが高くなってしまうんです。

介護している方には腰を痛める方が多いです。これは体重移動が上手くできていないとか、ベットの高さが合ってない状態で介助をしているなど何かしら、介護する側にとって合っていないやり方を続けているからです。

例えば私の身長は184センチです。私が電動ベット上でのおむつ交換をする際にベットの高さが一番下でやっていたら、腰がかなり曲がった状態で行うことになるので、後々痛みが出てきてしまいますよね。それが続くことで慢性的な痛みとなり、介護の現場で働けなくなるといった方も何人も知っています。

こうならない様、教科書の内容のみで満足をするのではなく、実践しながら自分と各利用者さんに合う介護を見つけて行ってほしいと思います。

そして介護が必要になるのは、ほとんどの方が通る道の一つです。ご両親や配偶者が通ることも十分に考えられます。その時に全く知らないというよりは少しでもやり方がわかっていれば、自分もご両親も安心できると思います。

もしアルバイトでもなんでも良いので、介護を経験ができる場に出会えたら、積極的に学んでみてください。必ずあなたの必要な経験の一つになると思います。

こういったことが介護を行う上での楽しさになります。感じ方や考え方は人それぞれ。この文章を読んでやってみようかなと思う方もやっぱやりたくないという方もいらっしゃるでしょう。

私は大学を卒業して現在も今までもずっと介護の業界で生きてきています。辛いことばっかりだったらもうこの業界にはいないと確信していますが、それでも今働いているという事は、やはり楽しめる部分もあるからなんです。

少しでも楽しく介護を行っていただきたいと思いますし、不安や悩みはどんどん打ち明けてください。話すことでご自身の中で安心できます。安心をすることで安全な介護を提供することができます。

悔悟の悩みや不安・話しづらい事があれば、コウスケの介護相談へご連絡くださいね。安心されるまで寄り添わせていただきます。