身体の衰えについて

身体の衰え

新年一回目の記事は体の衰えについて書いていきます。

若いころはできたのに、歳を重ねるにつれてできることが減ってきたなと感じる方、多いんではないでしょうか。私は今年で38歳になりますが、やはり体力の衰えを感じますし、長時間の外出で疲れてしまうことも増えてきました。

私は筋トレや走り込みをすれば何とか取り戻せる状態ですが、高齢の方は中々そうはいきません。今回は中々取り戻しにくい高齢の方の身体の衰えを書いていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

歩行について

まずは大切な歩行についてです。歩くことは誰もが自然と行っている動作の一つです。では一つ質問します。転びやすい歩き方というのはどんな歩き方でしょうか。

答えはつま先から出る歩行足を引きずる歩行です。

まず正しい歩き方はかかとからつま先の順で足を動かす歩き方です。(平坦な道を歩くとき)この歩き方であれば、ほぼつまずいての転倒はなくなります。他にもできるだけ腰を曲げないとか膝を曲げすぎないなどありますが、転倒しにくい歩き方はかかとからつま先の順で足を動かすというものです。

では転びやすい歩き方はなぜ転びやすいのかを説明しますね。                  つま先からついて歩くと、小さな段差につまずきやすくなってしまいます。さらにつま先からついてつまずくので、身体のバランスを崩したときに支えるものがなくなり、転倒してしまいます。この時に手が前にとっさに出ればよいのですが、全体重がのしかかるので、腕を骨折してしまう可能性もあります。

他にも足を引きずる歩行もつま先が先にぶつかってしまうので、転倒に繋がりやすいです。     高齢者の方々や筋力が低下してきた世代の方々は、足をあげる筋力も減ってきてしまっているため、正しい歩行ができない方が多いです。

私は杖を突いているから大丈夫と思っている方、体重が前に行ったときに杖が斜め前にあったとしても転倒に危険性があります。                                  特に一本杖の場合、利き手で支えていますよね。それがつまずいて全体重が前にかかったとします。すると足で踏ん張ることができないため、体重は前にぐっとかかります。すると利き手側にあった杖だけで支えようとしてしまうので、利き手側ではない方の身体の方に体重が移動します。すると身体は自然と内側に入ってしまい、転倒に繋がります。打つ可能性があるのは、頭・肩・腕・手首・膝・大腿骨などになります。

なので、できるだけ正しい歩き方を常に意識して歩くように心がけてみて下さい。特にこの年始というのは気持ちも新たにという方も多いのですが、気が緩んでしまう方も多いです。そういう時にこそ、しっかりとかかとからつま先を意識して歩いてみて下さい。転倒する可能性はだいぶ減ると思いますよ♪

姿勢について

姿勢は若いころから気を付けていないといけないところでもあります。私もですが38歳にしてすでに若干の猫背です。猫背になると楽なんですよね…。まぁこれは甘えでしかないんですが…。

最近は高齢の方でも姿勢が悪い方が、かなり多いということはなくなってきているように感じます。 しかしまだまだ姿勢が悪い方もいらっしゃり、みててそわそわしてしまう自分もいます。これはきっと介護職ならではの反応なんでしょうね(笑)

姿勢が悪いことで何が危険なのかというと、これもやはり転倒に繋がりやすいのです。姿勢が悪い状態なのにもかかわらず、ご自身に合っていない杖を使っている方もいらっしゃいます。歩きづらいでしょうし、肩も痛くなるでしょうし、何より力が伝わりにくくなり転倒に繋がります。

今姿勢が悪い方がすぐに劇的に改善するという方法は、私は知りません。ただ積み重ねでなることはわかるので、気づいたときから気を付けるほかありません。私もですが、皆さんも姿勢には日々気を付けるよう意識して、過ごしてみて下さいね。

体力について

体力の衰えを感じると歳をとったなと感じる方も多いんではないでしょうか。私は中学校からバスケットボール部で走りこんできましたが、やはり今同じことをやれと言われてやると途中で動けなくなります…。

体力は何もしなければどんどん低下していきます。あっという間です。だからこそ、ランニングをされている方・ウォーキングをされている方・ジムにて筋力トレーニングをされている方など身体を動かす方が増えてきています。現在50歳以上の方や70歳以上の方でも24時間のジムなどを利用して、ランニングマシンで走ったり、筋肉トレーニングをしたりと体力の向上に努めています。

こういった方々は表情も明るく・元気で・楽しく運動をされていますし、見た目も若々しくなります♪身体を動かすことでストレス発散にも繋がりますし、動ける方は怪我には気を付けて、まずはウォーキングなどから始めてみてはいかがでしょうか♪

筋力について

筋肉は高齢になるとつかないと思われている方もいらっしゃいますが、実は高齢になっても筋肉はつきます。もちろん20代や30代の頃の筋肉の付き方は難しいですが、適切な食事・運動を行うことで筋力の維持・向上は可能です。

デイサービスに通っている方は意外とこの事実を知らずに通われているので、これを伝えると驚かれます。体力も似たようなもので、若いころのような向上は難しいですが、やれば維持・向上が見込めます。

私はデイサービスで運動をしているから安心♪と思っている方。注意が必要です。なぜかというと、週2回のデイサービスの少しの運動だけでは維持・向上は難しいのです。自宅でできる筋肉トレーニングを行ったり、一人で歩ける方は散歩をしてみたりとデイサービスの運動に加えてできることを行うことが必要になってきます。

その際に気を付けなければならないことは、ケガをしない事です。一人や近所の方との散歩や運動はもちろんいいのですが、そこで怪我をしてしまったら元も子もありません。なので必ずご自身ができる柔軟体操を行うようにしてください。そして水分補給も忘れずにしてください。のどが渇いていないから水分を取らないというのは良くありません。できるなら一時間に一回少しでも良いので、水分補給をするように心がけて下さいね。

まとめ

今回書かせていただいた中で何よりも気を付けなければならないことは、ケガをしないということです。怪我をしてしまうと楽しいことができなくなってしまう可能性もあります。誰かと一緒に運動ができるのなら、一緒に行ってください。それが何よりの保険となります。そしてデイサービスなどの通所介護に通っている方々も、運動をする際は自分ができる運動はどんなものかを専門家に聞いてみて下さい。家でできるようなものがあれば、TVを見ながら・洗濯物をたたみながらやってみましょう。

一番は安全に行うことです。これが何よりも大切で一番大事なことですからね♪