介護で必要なことってなんだろう?

介護

介護を行う上で必要なことってたくさんありますよね。福祉用具・サービス事業所選び・事務手続き・継続して行う体力などなど…。

沢山ある中で今回コウスケがお話したい何個かを書かせていただきます♪

相手に寄り添う気持ち

この相手に寄り添う気持ち。これはコウスケの介護相談でも大切に考えている部分の一つです。

そもそも介護(在宅の場合は特に)はご両親・祖父母に対して行うことが大半です。(それ以外だと仕事になるかなと)仕事の場合、介護で寄り添う気持ちを全く持っていない方は、介護ができません。

なぜかというと、信頼されないからです。寄り添って相手の気持ちになって考えていくことで、相手の考えていることや悩みなどを一緒に解決していくのが、介護の仕事です。

この時に寄り添わず自分の意見ばかり言っていても相手は信頼もしませんし、「この人は私のことを考えてくれていない人」と思われてしまいます。なのでまずは寄り添うことを大切にしてください。

私はコウスケの介護相談のプロフィールでも書いていますが、寄り添うことをとても大切にしています。話もできるだけ最後まで聞きます。そのうえでこちらの意見やアドバイスを提示させてもらい、良ければ一緒にやりましょうという形で、仕事をしています。

介護は自分の意見ばかり伝えていてもよいサービスには繋がりません。自分の意見は少し我慢してでもまずは寄り添い・相手の意見を聞くということがとても重要です。

在宅介護も同じです。ご両親だからと言って強い口調で話してしまっていると、信頼関係がどんどん崩れてしまい、お互いに辛くなるばかりです。認知症の方の意見を聞いててもらちが明かないという方もいらっしゃるかもしれません。それでも聞く姿勢で聞いてあげて下さい。それが寄り添うということに繋がりますよ。

介護を続ける継続力

私自身まだ親の介護はしていませんが、仕事ではいつもご家族の頑張りを見てきています。苦労話などもたくさん聞いています。

そのうえで在宅介護を続けているというのは、私は胸を張ってよいと思っています。

ご自身の時間を削ってご両親の介護に向き合うってすごいことなんです。そもそも人の世話を何かするということはコミュニケーションをとりながら行うことになります。ですが高齢でうまくコミュニケーションが取れない方の場合、これってかなり厳しいんですよ。

こっちは良かれと思ってやったことでも、相手にとってはいらないことだったり、やってほしくないことだったりします。特に認知症の方であればやったことをすぐ忘れてしまうなんてこともざらなので、そこで言い合いになったりもします。

今もSNSで在宅介護をされている方々の投稿も見ていますが、やはりご家族からするとかなり辛そうなんですよね。それでも頑張って介護をされているのは、素晴らしいことなんですよ。

第三者に頼る勇気

「自分の時間を介護に充ててるのに、こんなこと言われるの辛いよ」と昔働いていた時に、若いご夫婦からお話を聞いたことがあります。

「重度の認知症でわかってはいるけど、実際何度も言われると心が折れるんですよ」とかなり辛そうでした。

私はまずそのご夫婦の頑張りを誉めました。そのあと介護も休憩をしないとどんどんストレスがたまり、暴力に走っちゃう方もいることを伝え、休憩を取り入れる提案をしました。

私自身も担当のケアマネージャーさんにご家族の状況を伝え、助けてほしいということを伝えました。その後ショートステイの定期利用が決まり、そのご夫婦は定期的に休めることが決まりました。

ご夫婦からは、「あの時相談してよかった。ありがとう」という言葉を頂けました。

これって自分たちで神経すり減らして介護しなきゃ!ってなっていたら、こうはならなかったと思うんです。勇気を出して私に相談しその後私からのケアマネージャーさんへの共有ができたことで、お互いが良い状態になれたと思っています。

ショートを利用することになった方も、ご自宅での愚痴を言ったりして発散もしていたようで、私も安心しました。

このように自分一人で・家族だけでという考えですと、介護はできなくなります。周りは助けてくれます。いろいろな専門職がいるので、誰かに情報を話すことでそれが関係者に伝わっていきます。

頼るって最初は勇気が必要ですけど、それを踏み出せたら気持ちが楽になるんです。

その頼る人の中にコウスケの介護相談も入れていただけたらと思っています♪